dusk stars

宇宙に煌く6つの星にあこがれるただの星屑。

6周年

They武道が結成して丸6周年おめでとうございます。そういやブログで結成日お祝いするのは久々。

ツイッターは少しお休み期間に入っていますので、今年はこちらでお祝いしたいと思います。

せっかくのブログなので少し長めに・・・。

結成した時、竜くんが最年少で17歳、山本さんと林くんが18歳、最年長江田くんが21歳。

MADEとMADで活動していた4人が一つのグループになった日。

一つの奇跡が生まれた日。

あの頃は若かった。勢いがあった。ギラギラしていた。

初めてのお仕事は、山本さんの19歳のお誕生日のミュージックステーション、滝沢くんの「愛・革命」のバックダンサーとして初お披露目。個性的な4人の未完成だけど一生懸命でキラキラと輝いていた。

不器用で素直で一生懸命な彼らだけの物語が幕を開けた、あの日から丸6年。

4人だったThey武道は2012年5月を最後に3人になった。

3人のThey武道になってから今日で丁度2年半。

4人のころの思い出を語るのは、3人と1人になってもそれぞれの道で頑張っている彼らに失礼な気がしていたけれど、今日くらいは許してね。

正直仲良しとはいえなかったよね(笑) 

まだまだあのころは若かった。このグループでいつまで活動するのか分からなかった。自分のことで精一杯で周りなんか見られなかったよね。2009年頃までは何もかもが順調だったのに、2010年になってから干され始めて不安だったよね。後輩グループの人気もぐっと上がってきっと焦ったよね。意見の食い違いもたくさんあったんだと思う。今でも4人で出た滝ちゃんねるでの竜くんVS山本くんの空気感は凄まじかった。

特に目に見えて、竜くんと山本くんは仲良しではなかったよね。きっと2人ともアイドルとしての自分にプライドがあって、アイドルという仕事には違う形でだけれど熱い想いを持っていたと思う。だからこそ、たくさんぶつかったと思う。何事もきちんとしたいとことん真面目な竜くんと、時には流れに身を任せて少し気まぐれな山本くん。どっちが正しいとかどっちが間違ってるとかじゃなくて、きっとどっちも正しくて、どっちも間違っていた。若かったから自分の意見は正しいと思っただろうし、年も近いから余計に気に障ることが多かったかもしれない。見ているこっちはハラハラドキドキしていたけれども、それでもThey武道の4人が大好きだった。

個性が強すぎるくらいの4人が一緒に踊った時、バラバラのパズルのピースが一つの形になるような、そんな不思議な感覚を毎回感じた。バラバラだけど確実に一つだった。そんなThey武道が大好きで堪らなかった。

2011年はたぶん一番辛かった年だったと思う。バックダンサーとして引き立て役に回る日々。少クラのプレミアムにも不定期にでしか出れなくて、この年出た雑誌はドラマのエキストラのとき小さく載っただけ。このままやっていけるのかきっとすごく不安だったと思う。モチベーションも上がらなかったと思う。

そして2012年春。滝沢歌舞伎。竜くんがThey武道として最後にステージに立った舞台。

4人のThey武道としての最後の舞台。

They武道のTは、誰が何と言おうと高橋竜!」

レポで観たとき凄い嬉しかった。そうだよ、他の誰にもTは務まらないよ。竜くんだけのTだよ。

きっと彼は歌舞伎が始まる前に決心をしていたんだろうね。どんな想いで彼はそんな口上をいったんだろう。どんな想いで最後の10日間、「They武道の○!」と竜くんと一緒に自分の頭文字を口上に入れた山本くんと江田くんと林くんはその言葉を聞いていたんだろう。今でも考えるととても切なくて苦しい。

切なくて苦しいけど、最後までThey武道として舞台に立ってくれて涙が出るくらい嬉しかった。ジャニーズのではなく、ジャニーズJrのではなく、They武道の高橋竜として舞台に立ってくれた。They武道ラストの曲は「ワイルドアットハート」。

「もしも旅立ちを決めたときは 何も言わないで見送るから 約束なんか必要ないさ 今を生きるだけさ My Friend」

別れ行く友に、最大の笑顔で背中を押してあげる曲。

「そう 暗闇の中で たとえ倒れたときは この手差し伸べるから」

たくさん喧嘩した。ライバルだった。仲間だった。

彼らの物語の第一章が幕を閉じた。

3人なってからも大変だった。2人と1人で別れて仕事をする日々。なかなか3人揃わなくて、このままThey武道は解散してしまうのかなとさえ思った日もあった。竜くんが抜けてから3人でやっていかなければならないというプレッシャー。奇数というJrとしては使いづらい人数。

そんな中で今まで山本・高橋、江田・林と固定されがちだった編成がガラッと変わった。曲によってセンターを変えて、真ん中に立つ人が変わる頃にThey武道の色が変わる新しいThey武道の形。目立ちがちだった山本くんだけではなく、林くんと江田くんが躍進を始めた。ここからの彼らの成長は目を見張るくらい凄まじかった。逆境を強みに、ピンチをチャンスに見事に変えた。

そんな中、行われた2013年のクリエ。最後のクリエだと覚悟して観に行ったクリエ。They武道のコーナーは6曲。その中でも群を抜いていたのが「two」からの「Yes?No?」。ダンスの振り付け、歌声、構成。たくさんのステージに立ってきた彼らだからできたステージ。

「どこまでも真っ直ぐに行けると思った道も 行き止まり遠回りして 見失うときもあって Yes? No? 迷うたび

信じた My Heart」

最後だと覚悟していたクリエが、観終わったあとには第二章の始まりをしっかりと感じたクリエだった。

それからも2人と1人に別れる日々は多かった。だけど不思議と不安にはならなかった。だってまだThey武道は始まったばかりだから。Endless SHOCKに初々しいながらも堂々と出演し、新しい扉をどんどん開いていく山本さん。滝沢歌舞伎ではそれまでの経験を生かし、いなくてはならないしっかりと座長を支える立場になった林くんと江田くん。一回りも二回りも大きくなったThey武道が2014年のクリエで帰ってきた。たくさんの経験と自信に溢れた3人の姿がそこにあった。

スタッフさんから開場と共にお手紙を渡される演出からもうそこはThey武道の、They武道だけの物語の中に入ったような感覚。今までやってきた曲、新しく挑戦した曲、舞台でずっとやり続けていた曲、それぞれの想いが溢れるソロ曲、心がきゅんとなる懐かしい曲・・・。これまで描かれてきたThey武道の物語を一緒に振り返ったり、新しい1ページを一緒に描いたり、そして最後の手紙で今の彼らを知ることができた。

なかなか彼らの言葉を聞くことがなくて、未来のことも過去のこともあまり語らず、今の現状を述べることが多かった彼らが、初めて過去のことを語って、初めて語ってくれた未来の夢。それはThey武道から宝物をもらったような気分だった。「ツアーがしたい」と口にした3人。簡単なことじゃない。とても叶えるのは困難なこと。だけどその夢をこれから一緒に見ていける。これからも彼らの物語を一緒に彼らと描くことができる。それがどれだけ嬉しくて幸せなことか。

険しい道のりだった。決して楽ではなかった。たくさん遠回りもした。だけどその一つ一つがすべて今のThey武道に必要だったのかなってきれいごとだけど思うのです。4人だった頃も、推されてた頃も、干された頃も、全部含めてThey武道の物語を形作っている。なかったのことなんかできないし、しない。小箱にいれて鍵をかけたりもしない。たくさん真っ黒になるくらい書き込まれて、たくさんたくさん愛されて、いつだって読み返すことのできる宝物のような思い出のページ。They武道を語る上でなくてはならないページ。そして、まだまだ白紙が続く彼らの物語。どんなステージが、言葉が、想いが、このページを埋めていくのか楽しみで仕方がない。もちろん楽しいことばかりではない。破って捨ててしまいたくなるくらいのことがあるかもしれない。それでも、自分がThey武道だと名乗る人が一人でもいればその物語は永遠と続くのです。いつまで続くのか分からない。すぐそこまで来ているのか、まだまだ先まで続いているのか。最後の最後、「Happily ever after... The End」の言葉が刻まれるまで、この物語と共に過ごそうと思います。

ここまで長々と懐古厨したり、だいぶ端折りながら歴史をたどったりしましたが・・・想いが溢れすぎてまとまらない。

不器用で素直で一生懸命なThey武道を好きになってよかった。

たくさんの幸せをありがとう。これからも応援しています。

結成6周年おめでとう・・・。

小海。