dusk stars

宇宙に煌く6つの星にあこがれるただの星屑。

いざ!

舞台「桃山ビート・トライブ」。

 

先日,わたしの担当である山本亮太と同じく宇宙Six目黒蓮くんがW主演を果たした舞台を観劇しました。

しかも,昼と夜を同日に。

チケットの関係,そして修論締め切りに追われている中で2回は絶対観たいと思った結果がこれだった。2回観劇して本当に良かったと思っている。(むしろもっと観に行きたかった。)

 

感想を書こうとブログを書き始めたものの,どこから書き出していいか分からない。

どこから語ろう。

私は山本亮太くんのファンになって8年経つんです。

わたしがまだ中学生だった2009年に転げ落ちるように山本さんのことを好きになってから,浮き沈みはあったものの大学院をもう少しで修了し,就職が決まって社会人として一歩踏みだろうとする今も山本さんのことを応援し続けています。

 この8年間,わたしが中学生から社会人になったように,山本さんも本当に色々あった。

8年間も同じ人を飽きずによく応援してきたなと思う。いやまあそれなりに他のアイドルにハマったときもあるし,なんなら今現在も他に応援しているグループはあるものの,山本亮太が私の中での優先度トップから落ちたことは一回もないです。

でもそれだけ長い時間アイドルをみていると,いくらアイドルだとはいえ嫌な部分とか,「そういうところだよ!!」と言いたくなるような現場にぶち当たったことだって1回や2回じゃない。

山本亮太という沼に転げ落ちたころはどんな仕事であれ,「山本さんが笑っていれば幸せ♡」とか「私の中でのセンターは山本さん♡」だの脳内お花畑ヲタクでした。

しかし,お花畑の中学生は高校に進学し,大学生になっていくとピュアな心はどんどん汚れて,担当が出演するステージに,「これは本当に山本さんでなくてはいけなかったのか」だの「配役はあれでよかったのか」とかそういうモンスターペアレント的に面倒くさいヲタクに進化していったのです。

何様にもほどがあるのは自覚しています本当にごめんなさい。

仕事が決まって,本人たちが楽しそうにしていても,これでいいのかな,この仕事をしていて他に仕事が繋がるのかな,とかそういう斜に構えた観方をするようなヲタクになったのはいつからだろう。

年令的に果たしてジュニアなのか,いやいつまでジュニアなのか。

理想を追いかけたいけれど,降りかかる現実が深刻過ぎて現場にいったあとに,仲のいいお友達と今後の彼らについて真剣に語り合うようになったのはいつからだろう。

本人たちにしてみれば余計なお世話なんだろうけど。

山本亮太が,They武道,そして今の宇宙Sixが認められてほしい,もっと高みを目指してほしいと思うのは欲張りなのだろうか。

 

 

そうやって自分の中の汚い感情とかモヤモヤを見ない振りしながら応援してきたんです。

そして決まった初主演。

嬉しいと同時に不安で不安で。

ジュニアの中では演技は上手な方だと思ってはいたけれど(もちろんバイアスはかかっていますが,勘違いではないと思いたい。)

でもそれはあくまでジャニーズの中であって,その演技力が外部の舞台で果たして通じるのかは全く分からなかったんです。

しかも,あの子見た目に反してとっても緊張しいだし,なんせBREAK OUTの様子からお察しですし。

 

でもそれは杞憂に終わりました。本当に杞憂だった。

山本亮太をわたしは舐めていた。

 

藤次郎は山本亮太そのものだった。

 

むちゃくちゃで,アホで,先のことは考えられなくて,感情的で,でも人を惹きつける魅力にあふれている。

そんな破天荒な藤次郎はまんま山本さんで。

そしてところどころの場面で今まで山本さんがやってきた舞台と想起させるような場面があって。

小平太と喧嘩をするところは,SHOCKでコウイチとヤラが喧嘩をする場面にみえたり,又一郎と秀次に今までのお礼を行って旅立つところは,滝沢歌舞伎の太郎丸が義経との最後の場面にみえたり。

山本亮太の舞台役者として経験してきたことが集大成となった舞台のような気がして走馬灯のように過去8年の山本亮太が私の頭の中を駆け巡りました。本当にあやうく三途の川を渡るところでした。

 

山本さんが舞台に立ってるだけじゃなくて,主演というだけではなくて,素敵な脚本,演出,そして素晴らしい役者のみなさんに囲まれている状況そのものがありがたくて幸せで。

山本亮太がもっとたくさんの人に認められて,もっとたくさんの人に愛されてほしいという贅沢だと,望んではいけないと思っていた気持ちに対して「ほらよ,これが欲しかったんだろう」と顔面に投げつけられたような衝撃と感動で溢れる涙,そして鼻水。

カーテンコールで山本さんによかったねえ,本当よかったねえ,と涙目になりながら語り掛ける妖怪と化しました。感謝っ,圧倒的感謝っ・・・!

 

 

「藤次郎,生きにくいこの世の中で,見事に傾いてみせよ!」

 この秀次さまの台詞が大好きで。

藤次郎ではなく,山本さんにいっているかのように聞こえたんですよ。もう末期だからさ。

アイドルとして年々生きにくくなっていく中で見事に傾いてみせよと,なんか背中を押されているようなそんな気分になりました。

そして,藤次郎が小平太をはじめ,ちほと弥介といった「ちほ一座」のメンツや,又一郎さんやおみつさん,呂栄さんに支えられて音楽を奏でている姿をみて,藤次郎と一緒で山本さんも本当にたくさんの人に支えられているんだなぁとひしひしと感じました。

帰りの電車の中では,桃山ビート・トライブに関わったすべての方,この舞台に山本亮太の名前をあげてくれた事務所の方,いやもう全世界に感謝をするくらい山本さんが恵まれた状況にいるのがうれしくて,幸せでした。

 

もはや桃山ビート・トライブの内容についてほとんど触れていないような気がするんですが,本当に素敵な舞台でした。

カーテンコールでの拍手は決してそういうものだからという拍手ではなく,自然と観客が楽しませてくれて,素敵なものを見せてくれてありがとう,といった感謝の気持ちからの拍手であったと私は思っています。

一緒に主演だった目黒くんことめめたんも本当に頼もしかった。個人的にはちほ役のElinaちゃんの演技が心にずさずさと突き刺さりました。

素敵,という言葉がチープに感じるくらい,感情が,熱量があふれ出ていて元気をもらいました。演者の本気と本気がぶつかり合っているところを生で見られて圧倒されました。

そういう舞台に山本さんが堂々とたっていたことを誇りに思うし,かっこいいし,ありがたいし,不安に思っていた自分を反省しました。

8年間応援していたのに,わたしは山本亮太を舐めていたようです。

まだまだ驚かせてくれる,こんなにも幸せな気持ちにしてくれるアイドルに出会えて幸せです。

ヲタクにとってこれ以上ないくらい心が充実で溢れた時間でした。

 

初座長,本当にお疲れさまでした。

そして,本当に本当にありがとう。

 

桃山ビート・トライブに惜しみない拍手と感謝を。

そして次のステージへ!

 

いざや,傾かん!!!